(リージョン2 /NTSC方式/音声:北京語/字幕:日本語)
ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」で話題の中国CCTV元ディレクタの李監督が放つドキュメンタリー・シリーズ!1999年ベルリン映画祭NETPAC賞受賞にも輝いたデビュー作『2H(ニエイチ)』DVD 1枚組が新発売! 死について考えるのか、老いを思うのかそれとも歴史というものの意味を知るのか―見る人それぞれに感じることは違うのでしょうがこの新しい映画が多くの人の心にふれることを願っています───吉永 小百合/女優 『2H』(二時間)は、歴史であり永遠であり一瞬でもある。老いの日常にはなんと入り組んだ時間が渦巻いていることだろう。虚構と事実のはざまの矛盾に満ちた生々しい現実。東京にこんな人々が生きていることを私は知らなかった。───谷川 俊太郎/詩人 【ストーリー】: この作品は、実在の人物のドキュメンタリーとフィクションをミックスして構成された映画である。主人公の馬晋三氏は、1902年中国雲南省生まれ。 1920年、日本陸軍士官学校留学。最優秀卒 業生として、天皇から銀杯を授与される。 1924年、中国帰国後に孫文の参謀、国民党工兵総司令官、国民党政府交通省代理大臣を歴任。日中戦争中、戦功により同盟国のアメリカから最高の勲章を授与される。 1952年、共産党政府と国民党政府の狭間で揺れ、日本に移住。この映画は91年から構想を暖めてきたものである。馬氏は、撮影中の1998年2月に死去。女性主人公の熊文韻氏は、馬老人の10数年間の友人であり、いま日本で活躍している画家である。映画において、画家が不妊ため子供が欲しがるというストーリーがフィクションである。この映画は、登場人物についての説明的な表現方法を極力排除している。”生と死”の人間ドラマは、現実と虚構、ドキュメンタリーと劇映画の壁を越えて進んでゆく。 |