(音声:北京語 /字幕:中文)
邦題:『ドジョウも魚である』。第18回東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞。監督のヤン・ヤージョウ(楊亜洲)は、現代中国で見逃されがちな貧困に苦しむ一般庶民に敢えてスポットを当てたかった、と言う。中国国内でも第13回北京大学生映画祭で審査員賞を受賞し、主演を演じた有名な司会者ニー・ピン(倪萍)がその見事な演技で最優秀女優賞を受賞した。その他、有名女優のパン・ホン(潘虹)も重要な役割を果たす。
【ストーリー】:賑やかな都会には、出稼ぎに来た大勢の貧しい農民達が苦しい生活をしている。彼らにも夢があり、愛があり、信念があるのだ。離婚した直後に双子の娘たちを連れて北京へ出稼ぎに来た泥鰍(演:ニー・ピン)も、そんな農民の一人。
彼女は偶然、北京へ向かう列車の中で建築現場で現場監督をしている同姓同名の泥鰍(演:ニー・ダーホン)と出会う。彼女より先に来てすでに収入のある彼(ニー・ダーホン)は、彼女(ニー・ピン)に自分と同棲するように勧めるが、女性の泥鰍(ニー・ピン)にとってそんなことはとても受け入れられない。
どのように生き、どのように人を愛し、人間らしさとは何なのか。社会的にも金銭的にも苦しい生活の中で、二人は様々なことを学び変化していくのだった。そして徐々に二人の関係は親密になっていき、すばらしい未来を思い描くようになる。
しかし、ある突然の災難は、その彼らのわずかな希望をもかき消してしまうのだった…
英題 - Loach is Fish too -
【特別収録】:俳優紹介 /監督紹介 /映画の受賞情報 |