(音声:北京語 /字幕:中文簡体字)
邦題:『世紀末の晩鐘』。原作は日本に渡った華僑作家の呉民民(ウー・ミンミン)による1994年の同名小説。中日両国の外交正常化30周年を記念したドラマ。大陸の黄健中(ホアン・ジエンジョン)監督と日本の佐藤純彌監督が共同製作した。「中国の高倉健」と言われる大陸の男優、王慶祥(ワン・チンシアン)と有名女優の朱媛媛(ジュー・ユアンユアン)、そして新人女優の黄奕(ホァン・イー)らが主演。
また、日本の俳優 峰岸徹(ミネギシ・トオル)、笑福亭松之助、是近敦之らが共演。音楽は小室哲哉が担当。テーマ曲とエンディングテーマは中国の「十大元帥」の一人、叶剣英(イエ・ジェンイン)の孫娘の叶明子(ウェンディー・イエ)が歌う。 【内容】:ことの始まりは1913年。関東軍の少佐、三浦音吉の家で使用人をしていた中国人の女性が三浦の子供を妊娠して中国の旅順へ逃げ双子の男の子を生み育てようとする。しかし双子の兄の方は三浦の手下に無理やりに日本に連れ帰られ、「三浦浩司」となる。弟は中国に残り沈家康(演:ワン・チンシアン)と名づけられた。 1964年、沈家康(ワン・チンシアン)は妻と娘たちを中国に残し、一人で日本へ密入国する。しかし、兄の三浦浩司の拒否と脅迫に逆上し三浦浩司を殺してしまう。その後、彼は三浦浩司になりすまして日本に残り三浦家の遺産とある宝図を手に入れる。その宝図とは第二次世界大戦で日本軍が中国及び東南アジアで奪った価値何千億ドルにも上る財宝を記す地図であった。 1985年、中国に残された彼の二人の娘、沈之萍(演:ジュー・ユアンユアン)と沈小[王路](演:ホァン・イー)は、父を探すために日本に渡る。なかなか見つけ出せないでいたある日、運命のいたずらか、誤って姉の愛人を殺してしまう。姉妹は複雑な刑事事件に巻き込まれ、追われる日々が始まる…その時、彼女たちの父親である三浦浩司になった沈家康(ワン・チンシアン)は日本では大昌和商事の会長で、四年前ある罪で入獄したが、出獄の日に自分の中国に残した娘たちが警察に追われていると知る。同時にヤクザにも追われている娘たちに対して沈家康(ワン・チンシアン)は… |